因縁の3打席!G-RANGER4番大峰の一振りが勝ちを決めた

20150221_和田町ヤンキース vs G-RANGER

和田町ヤンキース  vs  G-RANGER (2-5)

2015年2月21日 多摩川緑地野球場

担当:渡辺陽  撮影:知念駿太

1 2 3 4 5 6
0 0 1 0 1 0 2
G 0 0 1 0 4 5

 

多摩川緑地野球場に浮かぶ雲の群れが、見守るように行われた和田町ヤンキース✕G-RANGERの試合は、その寒さとは逆に白熱したものになりました。

11月16日の試合で、数々の打者のバットが空を切った豪腕G-RANGER東投手。
2月7日に華々しい大活躍で、見る者を驚かせた和田町ヤンキースの下川床投手の投げ合いという事から、簡単な展開でない事は想像がつくゲームとなりました。

〈東投手、この試合も三振の嵐〉
最近、打線が仕上がってきたというヤンキースはその言葉通り1回から2番本郷選手の安打。2回も6番下川床選手の二塁打でチャンスを作りますが、緩急自在の東投手の投球で要所を三振で締められ点には結びつかず。

〈初先発、下川床投手の立ち上がり〉
一方、初回1人目を死球と多少固さが見えたヤンキース下川床投手でしたが、4番大峰選手を三振。2回は三者凡退に打ち取り、今日も抜群の野球センスを魅せます。

〈それでも好調、ヤンキース打線〉
試合が動いたのは3回のヤンキース。一死で2番本郷選手が2本目となる安打。二盗すると3番牛越選手も中安打で続き二盗。二、三塁のチャンスに4番岡村選手。
『(チーム内での)三冠王を狙っている』と力強く語ったその実力に嘘はなく、レフトへ犠牲フライ。とても重要な1点が入り先制!

〈お互い痛いデッドボール〉
このまま1点を守りたいところでしたが、その裏。守備のミスが重なり一死一、二塁で2番菅井選手が打ったボールは投手を襲う内野安打。ヤンキースはこれで満塁のピンチ。二死でさっきは三振に抑えた4番大峰選手を迎えました。フルカウント。誰もが息を飲む場面に投げた速球は大峰選手の脇腹に直撃。ボールが早いだけに見ている方も痛みが伝わる強烈な死球でしたが、これが押し出しとなり同点に追いつきます。

〈事態は1点を争う展開〉
4回は両投手、三者凡退に抑えて5回表。バッテリーミス、死球、守備ミスが重なり満塁。6番下川床選手の遊ゴロの間に三塁走者が還りヤンキースが逆転。

〈悔しさ込もった4番のアットバット〉
その裏、ヤンキースは二死にしながらも四球、3番中野選手の中安打で一、二塁と走者を背負います。このピンチに登場したのは今日、いい思いをしていない4番大峰選手。
『(前打席の死球の)痛みで目が覚めた』と真っ直ぐを狙って打ったボールは右安打。二塁走者が還り同点タイムリー!
三振と、激痛残る死球の悔しさしかない2打席に、このままでは終わらせられない4番の意地がバットに伝わり3打席目で見事、雪辱を晴らしました。これがその後のヤンキースの精神力に大打撃を与える一打となり、一挙この回4点が入り、勝利を決定付けました。

〈守備交代の采配大当たりっ〉
G-RANGER、最終回(6回表)の守りは途中守備で入ったセカンド原田選手ーショート岩佐選手ーファースト鹿児島選手のダブルプレーがキレイに決まり、大盛り上がりでG-LEAGUE初勝利を飾りました。

〈おわりに〉
実力ある投手同士の戦いでもありましたが、打線も投手任せでなく「自分たちも打つんだ」って気持ちがあってとてもいいゲームでした。
この試合、5個の死球が出る激闘になりました。投手の厳しいインコース攻め、お互いに負けられないという気持ちの現れ。その証拠に試合後の集合では、両チームいい戦いが出来たという様な爽やかで清々しい大きな挨拶で終われました。
体のケアを忘れずに、次回の試合も楽しみにしています。

 

試合後インタビュー

G-RANGER 大峰康幸 さん(渡辺陽より)

■速球投手から受けた強烈な死球。その後の打席で悔しさを晴らす同点タイムリーヒット。見事チームの勝利の流れを呼んだ4番

Q.まず、2打席目の3回満塁のチャンス。バッターボックスへはどんな気持ちで臨みましたか?
A.(1打席目が)三振だったのでここらで一発と思っていたらデッドボールでしたね。
Q.相手投手も相当な気迫で投げたボールでしたし、当たった瞬間見てる方も心配になりました。
A.かなり痛かったですね。(この後臨時代走が出るくらいでした)
Q.3打席目はこの事でさらに強い気持ちで臨まれたんではないですか?
A.(2打席目は)当てられてるんでね。ちょっとやり返してやりたいなって気持ちでした。目が覚めました、痛みで。
Q.狙い球はありましたか?
A.真っ直ぐですね。インコースを攻められて、追い込まれてアウトコースのボールを打ちました。
Q.それをうまく合わせたと?
A.そうですね。
Q.打った感触はどうでしたか?
A.先っぽでしたね。先っぽ(笑)
Q.でも、この試合の決定打となるタイムリーでデッドボールの悔しさを晴らせましたねっ!
A.そうですね。結果チームの為になれば。
Q.今日は波乱の試合展開、相手投手との因縁の3打席の対決を見事制しました。次に向けての意気込みをお願いします。
A.勝ち続けますっ!

G-RANGER 荻沼茂紀 さん(渡辺陽より)

Q.今日はG-LEAGUE2試合目で初勝利。おめでとうございます。
A.ありがとうございます。
Q.途中まで投手戦と熱戦でしたが、振り返っていかがでしたか?
A.相手もいいピッチャーすごいいいピッチャーだったんですけど、途中で(5回)に乱れてくれたのが1番大きかったかなと思います。
Q.その投手に対しての対策の用なものはありましたか?
A.緩急で勝負してくるピッチャーだと思ったので、傾向としては早い球か遅いボールかを絞って打とういうのがありました。
Q.スバリ勝因は何だったと思いますか?
A.無駄があったんですけど、終盤に向けて士気が上がって勢いづいた所が勝因だったと思います。
Q.3回と5回にチャンスがありましたが?
A.チャンスになると盛り上がるチームなのでそこでうまく勢いに乗れたんだと思います。
Q.先発東投手も良かったですねつ!
A.本調子ではなかったんですけど、バランスのいい投手なのでこれからもチームを引っ張ってくれると思います。
Q.3回途中までノーヒットでしたが、5回は2本ヒットが出ました。打線はいかかでしたか?
A.いつもは長打が出るんですけど、長打という長打はなかったので本調子ではなかったと思います。
Q.力は出し切りましたか?
A.前半は不調でしたが、5回の攻撃からは100%になってきました。それと守備交代したあたり(6回表の最終回)からいい感じになってゲッツーも決められました。正直、守備力はあまり良くないのでそのプレーができたのは非常にいいプレーたったと思います。
Q.『守備交代しててよかった』という声もありましたが?
A.比較的うまい選手(セカンド原口選手)が6回にセカンドに入ってちょうどそこにボールが飛んでゲッツー取れたのでそういう声が飛んだんだと思います。
Q.今日勝って初勝利。次勝てば連勝となります。次回の意気込みをお願いします。
A.課題は攻撃力。相手のミスがなくても点が取れるチームだと思います。この2試合チャンピオンシップに出てるチームと対戦してるので、今回の勝ちは選手たちの自信になると思いますので、これを励みに連勝したいと思います。

和田町ヤンキース 本郷友洋 さん (渡辺陽より)

Q.途中まで投手対投手、お互いの意地のぶつかり合いの様な、白熱した戦いでしたが、振り返っていかがでしたか?
A.そうですね。今日はメンバーも揃ってたので、勝ちたかったというのが正直な感想でした。僕も1点を争う戦いになるかと思ってたんですけど、うちの方が僕も含めてミスが多かったところが敗因かなぁと思います。
Q.今日の先発は下川床選手でしたが、前回は最後の1回だけ投げて、投手としても楽しみな存在と思いました。今日の先発も良かったですね。
A.うちのチームに入ってから初めての先発だったんですけど、僕から見ても違和感もなく良かったのかなぁと思います。寒さもあったので、もう少し早めの継投も出来たら良かったのかなぁと思います。
Q.前回の試合に比べて今日はクリーンヒットが多くていい印象でしたが、打線に関してはいかがですか?
A.徐々にではあるんですけど、バッティングの方は仕上がってきたんだと思います。ただ、つながりというか、あと1本が出なかったなと。5番江川と6番下川床の前にランナーを貯めるってところは出来てた部分だと思います。後はその後の下位打線でつながりができればビッグイニングができると思います。
Q.私的には4回裏の守備で出た高橋選手がいいと思ったのですが?
A.バッティングはまだまだなんですけど、守備は安定していてどこでも守れるのがいいところです。
Q.守備固めの意図で出されたんですか?
A.1点を争う試合、早めに守備のいいメンバーを入れて1点の追加点をとろうと思ってました。
Q.ご自身も今日、2番で2安打、得点にもからんでましたが、ナイスバッティングでした。何か打席で考えてたことはありますか?
A.ストレートか変化球にヤマをはって、低めが伸びてる風に見えたので低めを注意して、相手投手のいいボールを早めに潰すように意識してました。
Q.試合してる方は勝ちたい思いでプレーされてると思うのですが、見てる方はわくわくする見応えのある好ゲームでとても面白かったです。ありがとうございました。相手チームからもチャンピオンシップ出場チームとして注目度も上がっています。毎回1個1個課題をクリアしていってる意識の高さが伝わってきます。次はどの様に戦っていきますか?
A.なかなか接戦になると勝てないというのがうちのもろさで若いチームなので経験の差だと思います。次の試合も勝ちを意識するのは当然なんですけど、今日はエンドランなどはなかったのでそのへんも使っていければなと思います。
Q.サインプレーも板についてきたんではないですか?
A.そうですね。今日はほぼミスなくできてたので、後は出す側のタイミングかなぁと思います。

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