
蒼天 vs Beckers (3-2)
2015年1月25日 都立砧公園軟式野球場
担当:大垣伸悟 撮影:川口浩輝
与えられた条件をうまく活かすことができたチームが試合を制す?!
雨が降った後の週末でさらに朝早くからの試合ということもあり、内野はややぬかるんだ状態の決して良いとは言えないグラウンドコンディション。リーグでの試合が2戦目のBeckersに対するは10戦以上経験のある猛者・蒼天の試合は、この悪状況のグラウンドコンディションを制した方が試合を制するという展開になりました。
先制・追加点と先に得点したのはBeckers
一回裏のBeckersの攻撃、先頭打者・高山選手が安打で出塁すると、蒼天・先発の桐生投手の牽制エラーで二塁へ。そして堅実に送りバントで三塁に進めると、鵜沢選手を三振に取った投球が後ろワイルドピッチでBeckersが先制。打者・鵜沢選手は振り逃げで一塁へ。
そして三回裏にも同様の展開。高山選手が安打で出塁し、二盗、真崎選手の凡打の間に三塁へ。今度は鵜沢選手がタイムリーで追加点。試合の流れはBeckers側にありました。
三回表からその予兆はあった..?
三回表、Beckers先発の高山投手に代わって真崎選手が三塁からマウンドに。エラー、死球、四球で無視満塁のピンチを招くも、後続打者3人を三者連続三振で切り抜けました。蒼天としてはせっかくのチャンスをものにできなかった苦い展開でしたが、投手自ら招いた状況であっただけに、再び起こる可能性を感じていたのではないでしょうか。
ほんの少し崩れた隙を逃さず得点に結びつけ逆転に成功!
四回表、蒼天・桐生選手が一塁強襲安打で出塁すると、続く宮澤選手が二塁打で走者二三塁。絶好の場面で、死球、四球の押し出しで1点を返し、4番浅田選手がタイムリーで2点目。これで流れは一気に蒼天に。
二回表に走塁の間に負傷した四元選手に代わって代走から出場している田中選手も死球で再び押し出し、逆転に成功。
そして最後の2イニングを石井投手が完璧に締め、初のセーブ。防御率0.82という安定感はショートイニングでも健在でした。
出塁数が結果を分けた試合
安打数は両チームほぼ変わらずでしたが、四死球、エラー、振り逃げなどを含めた出塁数では蒼天が倍以上の差をつけていました。グラウンドコンディションが悪く、ボールが濡れて滑りやすくなるため、守備側(特に投手)には不利な条件だったと思いますが、ベテラン選手の多い蒼天はそれも計算に入れた危なげない堅実なプレーで与四死球・失策を最小に抑えていたのが印象的でした。
グラウンドコンディションが万全でまた再戦をみたくなる力の拮抗したチーム同士のいい試合でした!
選手の皆様お疲れ様でした!
試合後インタビュー
蒼天 浅田健一 さん(大垣伸悟より)
勝利おめでとうございます
押し出しの後の打席だったと思いますが、打席に向かう際に何か気をつけていたことなどありましたでしょうか?
「まだ一点負けていましたので、なんとか繋いで同点、そして逆転できればと思って打席にたちました 」あの場面から一気に逆転にまで流れよくいけたと思いますが、通常、ああいった流れになる試合がおおいのでしょうか?
「今年はまだ2試合ですけど、ワンチャンスをものにして勝ちきっているという印象があります」そうなるとチャンスが回ってくるとプレッシャーで緊張されるんじゃないんでしょうか?
「そうですね、緊張しますが、なんとか打って繋ごうという思いだけでやってます」今年度の抱負、意気込み等あれば教えて下さい
「次のバッターに繋いでいってチームが勝てるように引き続き頑張っていきたいと思います」
蒼天 四元圭介 さん(大垣伸悟より)
勝利おめでとうございます
本日効率よく得点できた印象がありましたがいかがでしょうか
「チャンスどころで一本が出なかった最悪の試合ですね。何が一番最悪かと途中から私が交代してしまったことですね。うちは守って勝つスタイルのチームなので守りからリズムをうまく作れたかなと思います。最後はエースの石井が抑えたストーリー通りの展開にできました」グラウンドコンディションが悪かったかと思いますが、こういった悪条件の中戦うコツなどありますでしょうか
「内野の守備に関しては、通常よりも前でボールを裁く、捕球体制もいつもよりも早く入る。ピッチャーに関しては、足元がぬかるんでるんで上半身をうまく使って投げる、という感じですかね」
今後の抱負を教えてください
「今年も全員野球で一戦一戦大事に戦っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」
Beckers 鵜沢政樹 さん (大垣伸悟より)
本日いい場面、特に三者連続三振がいくつかあったのが印象的でした。試合展開振り返って反省点などあれば教えて下さい。
「ランナー出しても要所は締めてたんですけど、フォアボールなどから逆転されてしまったんで、そのあたりです」ピッチャーが短いイニングで代わられていましたが、普段もああいった継投が多いのでしょうか
「そうですね、皆長いイニング投げれないので、2、3イニングで交代する、という感じですね」今後の抱負を聞かせてください
「まだ1勝もしていないので、なんとか早く勝ちたいと思います」
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